構造について
賃貸といえど、大切な生活の場であるマンション・アパートの構造はとても重要。
だからこそ、その構造についての詳しい知識を十分に理解することは、賃貸マンション・アパートを選ぶ上でとても役に立つはずです。
ここでは、その構造がどのようになものなのか。そして、それぞれの特徴等についてまとめていきます。
★マンション構造の種類
構造としては、主にに下記の形態があげられます。
・RC(鉄筋コンクリート)構造
ラーメン構造
壁式構造
PC(プレキャストコンクリート)構造
・S(鉄骨・鋼)構造
・SRC(鉄骨・鉄筋コンクリート)構造
・木造
・コンクリートブロック構造
以上の構造のなかで、2階建てまでならば、木造、鉄骨構造が、3階建て以上ならばRC構造、S構造、SRC構造が主流となっています。
それぞれの構造には長所短所があり、どの構造が完璧だということができません。
ですから、それぞれの特徴をふまえた上で判断することになります。
〔それぞれの構造の特徴〕
RC(鉄筋コンクリート)構造
RC構造とは、Reinforced-Concrete(補強されたコンクリート)構造で、コンクリートを鉄筋で補強する構造です。
元々はヨーロッパの植木職人が植木鉢の補強に針金を使ったのが最初といわれています。
RC構造は木造よりもコストがかかりますが、耐久性、耐震性、防音性があるためにマンション・アパートの構造として多く用いられていられています。
コンクリートは圧縮に強く、引っ張りに弱い。鉄筋は圧縮に弱く、引っ張りに強いという性質があるので、その二つを組み合わせることで、両者の欠点を補うことが出来る優れた構造です。
一般的にRC構造は5,60年は持つと言われており、メンテナンスをすればそれ以上の耐久性があるといわれています。
〔RC構造のメリット・デメリット〕
メリット
耐震性、デザイン性、防音性に優れている。腐らない、温度変化に強い
デメリット
材料費がかかる。工期が長い。壊しにくいので撤去に手間がかかる。
RC構造といっても、いくつか種類があり、その中でもラーメン構造と壁式構造とプレキャストコンクリート構造というものがあります。
・ラーメン構造
RC構造は柱・梁・壁・スラブ(床板)からなります。
ラーメン構造とは、柱と梁を一体化して骨組みを組み立てる構造です。
ラーメンとは食べるラーメンではなくドイツ語の「枠」という意味で、この構造には筋交いなどがいらないので、間口や間仕切りの設定が自由にしやすいのでマンションによく採用されています。
7~8階建てに使われます。
・壁式構造
壁式は柱はなく、壁と床で建物を構成する構造です。
薄い壁はありますが、室内に出っ張るものはありません。ただ耐久性をつける耐力壁を設置せねばならないので間口や間仕切りの自由度は低いです。
5階建て以下に使われます。
・プレキャストコンクリート構造
プレキャストというコンクリートパネルを組み合わせる構造です。引張力をつけるためハイテンションボルトを接合して、隙間にモルタルを入れすべてを一体にします。
あらかじめコンクリートパネルを作っておくので、工期が短縮できます。
S(鉄骨)構造
骨組みに鉄骨(steel)を用いる構造です。
柱や梁をボルトや溶接であわせます。耐火性に優れRC構造に比べ軽いので、工場や高層マンションなどに用いられます。
〔S構造のメリット・デメリット〕
メリット
建物全体が軽いので、大きな間口が出来る。
形状の自由度が高く、工期が短い。
間取りのリフォームがしやすい。
軽く接合部が強いので高層に向いている。
デメリット
軽いので揺れやすい。
隙間をもうけて、耐震性をつくっているので音、すきま風が生じる。
SRC(鉄骨・鉄筋コンクリート)構造
上記ふたつの構造を足した形になります。
鉄骨を鉄筋コンクリートで囲んだこの構造は、それぞれの長所をもち耐震性に優れた日本ならではの構造です。
〔SRC構造のメリット・デメリット〕
メリット
耐震性に優れている。
デメリット
多額のコストがかかる
木造
言わずとしれた気を使った構造です。
〔木造のメリット・デメリット〕
メリット
柔軟性、粘りに優れている。
湿気を調整する。
環境、ハウスシックとうの害がない。
耐熱性がある。
間取りの自由度が高い。
増改築がしやすい。
デメリット
火に弱い。
湿気に弱い。
シロアリに弱い。
補強コンクリートブロック構造
工場でつくったコンクリートブロックの空洞部に、鉄筋を入れ壁に仕立てます。
〔補強コンクリートブロック構造のメリット・デメリット〕
メリット
空洞部が多いので断熱性に優れている。
工期が短い。
デメリット
構造的な制約のためデザイン的な自由度は低い